*ベクターワンライ(#ベクター版よからぬお絵描き60分一本勝負) 參加作
*お題: 笑顔
*性愛的描写が含まれることがありますが、特定のCPを直接的に言及することはありません。 どうか自由に想像してください。
*韓國語原文: utopia-m.tistory.com/67
┗韓國語原文の作成後翻訳機を使うので文法が不自然かもしれません。
陳腐を超えて癇癪を起こす文句だった。
小説やドラマなんかによく出てこないか。 ただ笑顔を見せれば十分だとか、君の笑顔を守るためなら何でもするとか。 とんでもないことにも程がある。 ただ表情一つなのに。
もちろん脈絡は理解できる。 それだけ対象が大事だということを表す誇張法。 しかし理解することと癇癪は別物なので。 他の表現を使っても良かったんじゃないかな? 探せば多いと思うんだけど。 たとえば君は泣き顔さえ憎くないとか。 これくらいなら笑顔に対する執着とまで見える。
「……」
ふと奴のことを思い出した。 今の俺が比較的重さを置いている人。 微笑が習慣といってもいいお人好し。 だがそれだけだ。 以前にも以後にも、奴の笑顔は俺にとってさほど大きな波紋にはなれなかった。 俺は一生理解できない感覚なのか。 別に構わないが。 漠然と結論づけた。
…ところでどうしてこんなに長くかかるんだ。 奴の性格上とんでもない過ちとで呼ばれるはずはないのに。 壁にもたせて立った体を起こして頭を上げた。 無愛想に俺を見下ろす教務室の表札。 そろそろ待つのが疲れているのに。 そのまま先に行ってしまおうか。 イライラがもぞもぞと上がってきた頃、がらがらと教務室のドアが開いた。
「あれ? ベクター、今まで待ってくれたのか?」
「それじゃ俺が退屈で今の時間までここにいただろうか。」
「…すごく嬉しい! 先に行ったと思った! もう終わったから一緒に帰ろう!」
カメレオンのように後先になる表情。 驚いた顔色を見せながらも、すぐに明るく笑って俺の手を引っ張る。 世間であれほどほめたたえたあの笑顔だ。
たぶん俺は変わらないだろう。 奴のために命を捧げることも、奴が望むという理由だけで、世界のために犠牲にすることもないだろう。 奴の笑顔に向き合う今でもそんな気はしないな。 だけどこの世界を基盤にして奴が笑うなら。 奴の笑顔がこの世界の平和を前提にするなら、一緒に平和を祈るぐらいはできるだろうか。
「それで教務室はなぜ呼ばれたのか。」
「それがね…」
癇癪はいつの間にか跡形もなく消えていった。
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