20220219 冒険

*ベクターワンライ(#ベクター版よからぬお絵描き60分一本勝負) 參加作
*お題: 冒険

*性愛的描写が含まれることがありますが、特定のCPを直接的に言及することはありません。 どうか自由に想像してください。

*韓國語原文: utopia-m.tistory.com/69
┗韓國語原文の作成後翻訳機を使うので文法が不自然かもしれません。

 

 

 

 

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強いて決心する必要のない冒険だった。

何もしなければ何も起きない。 カードのことをカードと呼ぶほど当たり前のことだったが、非常に計算的な文章でもあった。 試験を受けなければ満点を取れない。 就いて落第点も取らない。 デュエルしなければ勝利できない。 就いて敗北はしない。 試みなければ成功できない。 就いて失敗しない。
言わなければ伝わらない。 就いて…遠くない。 

 

「華やかな人生だけがいいわけではない。」

足りないものは何もない。 退屈なほど繰り返される平和も、最初はちょっとぎこちなかったけど…もうさほど悪くない。 現実はゲームではない。 ストーリーの進行も突発イベントも必須要素ではない。 予期せぬ出来事はフィールドの上で起きるだけで十分だ。 悩みは今日のおやつに何を食べようか程度ならいい。

だから、自分の手で、自分の意志で、敢えて変数を作る必要はないのに。

 

「……」

 

奇異だ。 奴と向き合っていると、心臓に違和感がある。 奴と手を組んだ日には眩暈が満開する。 壊れたパソコンの気持ち。このエラーを吐き出したい。 奴に診断書を投げつけたい。 この迷惑の補償を求めたい。 そのためには言わないといけないじゃない。 眩暈に甘い匂いがすると告解しなければならないじゃないか。 沈黙こそ名答。 無変化こそ正解。俺だけ我慢したら終わることだ。 冒険する必要はない。 冒険する必要はない。 冒険する必要ないないない 知ってる。

 

「……ベクター？ 急にどうした？」

 

知っているのに、どうして俺は奴を捕まえたのだろう。 理解できない。 いや、実は誰よりも俺を理解している。 永遠に飲み込むには、足を踏み入れる度にパソコンの残骸が踏まれたためだ。 口を開けば平和は続かないだろう。 けれど人間は非合理的な存在であり、俺もやはり人間の枠を脱することができなかった。 馬鹿な冒険は終に俺の意志を基づいた。

「俺さ, 実は君がー」