*ベクターワンライ(#ベクター版よからぬお絵描き60分一本勝負) 參加作
*お題: 羨み
*韓國語原文: utopia-m.tistory.com/3
┗韓國語原文の作成後翻訳機を使うので文法が不自然かもしれません。
「それで, 真月はどう?」
声に頭を拈った。 俺に向かう淡い微笑。 非常に優しい表情だ。 まったく、それでなくても忙しいのに急に一緒に下校しようとは。 込み上げる怒りの上に粗末な微笑を被った。
「あ、すみません。 何の話でしたっけ?」
「さっきのあれね。 どのタイプの人が一番羨ましいか。 俺はやっぱりデュエルが強い人。 真月は?」
羨ましい。 聞き慣れない単語だ。 一体どうしてこの話に移ってきたんだっけ。 敢えて答えを探さないことにする。 羨ましい、羨ましい。 とりあえず何か答えないといけないのに。 文章が簡単に思い浮かばない。 当然なら当然だろうか。 俺の一生はすっかり旱魃の感情だったから。 乾いて、荒れて、ひび割れている心臓にそんなもろい感情が開花するはずじゃ。 永劫のような思いに悩んだ末に再び口を開いた。 ふともっともらしい言葉が浮かんだ。
「羨ましい人はたくさんいますが…一番なら、愛される人ですね。」
「愛される人?」
「はい。自分に特別に何かしてくれなくても、ただ切なく気になる人なんです。 たった一人にもいいから、僕もそんな風に愛されてみたいです。」
照れくさそうな微笑を満面に描き出した。 こいつならこんな答えにどんな反応をするだろうか、そんなちょっとした疑問がわいた。 真月には似合わないと爆笑するのか。 それとも共感を示すのか。ボニーとクライドのように興味深い答えを出してもいいのに。 どんな答えであれ、別に驚くことはないだろうが。
「…それはちょっとおかしいな、真月。」
「…え?」
おかしい?一行に更に視線を向けた。 自分のあごをついて変な表情で目だけを凝らすのにしばらく、ゆっくりと唇を動かした。
「羨ましいという感情は自分にないものを対象に生まれるものだろう。 でも真月はもう愛されているんだもの。 もちろん世界中のみんなが真月を好きになるかどうかわからない。 ただ一つ確かなのは、目の前の俺は真月が大好きなんだ。」
頭が止まる感覚だった。 今、好きだと? 奴の顔を見たが、視野に入った奴は限りなく柔らかい表情だ。 これはちょっと予想外なんだけど。 蛇足を加えることにした。
「ぼ、僕をですか? でも、僕はミスだらけで、よかれと思って動いても毎回邪魔ばかりするんです。 助けどころか迷惑ばかりかけて…」
「かまわない。迷惑をかけようが手を貸そうが、そんなことはささいなことだ。 真月も今言ったじゃないか。 特別に何かしてくれなくても、ただ切なく気になる人。 俺に真月がちょうどそうよ!」
話を終えた奴は実にのどかに笑った。 あどけない表情だ。俺は真似すらできない、真似る気さえしない、酷くも無垢な微笑。 捉まるようにじっとその顔を眺めた。 かえってうわべだけの答えならあざ笑ったはずなのに。何故奴の目は偽善者のものですらないのか。 奇異だ。 奇異だ。 どこかがぎしぎしと拈くれた気分で心臓の上に手を置いた。
「なんかお腹が空いた。 なあ、真月。 時間があったら一緒に何か食べて行かない?」
優しい声が響いた。 暖かいだけの提案。 きれいに曲がった目つきが夕焼けによく似合っていた。 ああ、こいつは本当に真月零が好きなんだ。 いきなり気がつく場面だった。
「…はい!いいです!」
計画変更。 今日はこいつをもう少し見守ることにした。
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