*ベクターワンライ(#ベクター版よからぬお絵描き60分一本勝負) 參加作
*お題: 天使
*性愛的描写が含まれることがありますが、特定のCPを直接的に言及することはありません。 どうか自由に想像してください。
*韓國語原文: utopia-m.tistory.com/57
┗韓國語原文の作成後翻訳機を使うので文法が不自然かもしれません。
「ベクター,こっちおいで。 丁度噂の主人公がいる」
夕焼けの教室。 二人だけの時空間。 窓際を見下ろしながら放課後の暇を一緒に満喫していた露は、ふと楽しい口調で俺に手招きした。 余計な話をするのには第一人者の奴だから、また下らない戯言を言うだろうが…暇だから付き合ってあげようか。 ゆっくりと椅子を離れて奴の横に立った。
「あそこよ、あそこ。 校門手前のあの子」
「今手を振っている彼奴?」
「そうだよ。 あの子が『天使』だよ」
天使。 奴が奇麗な笑顔で口にした単語は最中校内で流行っている固有名詞だった。 三年生の中にとても美しくて優しい学生がいるんだって。 その魅力を称えて大多数がその学生を天使と呼んでいるようだ。
一つ一つその生徒を観察してみた。 友達でも出会ったのか、優しく曲がる目元。 大きな動揺のない大人しく無害なジェスチャー。 果たして噂の主人公なのか。 納得する根拠は容易に見い出した。
「理由のある噂だったんだ。 天使という言葉がよく似合うよ」
「俺はそうは思わないけど」
「うん?ベクターが見るには今一なの?」
窓際に背を見せたまま欄干に凭れ掛かかった。 ぱちぱち、怪しさに染まった奴の瞳。 何か反論しなかったものの、意見を変える気には少しもならなかった。
あの人間が天使と称されるのは理解する。 しかしただ理解するだけだ。 俺まで天使とは呼びたくない。 素敵な石ころを見るような気持ちだ。 美しくて優しければ天使だなんて、人間は本当に単純だね。 最初から『天使』は、 そういう単語じゃないじゃん。 神と人間の橋渡し。 神妙で賢く聖なる霊であることなのに。 比喩であることを考え合わせても陳腐極まりない。
「ねえ,ではベクターはどんな人が『天使』だと思う?」
ごつんと押しつけた奴の質問。 俺にとって天使な存在なのか。 自ら人間の基準に合わせてくれれば、美しくて優しいだけでなく善良な人物像だろうか。 人を救ってあげられるような人間。 そうだ、たとえば目の前にいる…
「こいつだとか…… あ」
前触れもなく飛び出した本音。 慌てて口を塞いだが、もう遅いのは当然だ。 タイムマシンには乗れなくて、記憶を消すこともできなくて、結局逃げるように教室を離れるのが最善だった。
…奴は、どんな表情をしたんだろう。 怒った声が付いて来てはいないけど。
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