*ベクターワンライ(#ベクター版よからぬお絵描き60分一本勝負) 參加作
*お題: 違う
*性愛的描写が含まれることがありますが、特定のCPを直接的に言及することはありません。 どうか自由に想像してください。
*韓國語原文: utopia-m.tistory.com/65
┗韓國語原文の作成後翻訳機を使うので文法が不自然かもしれません。
神などを崇拝する趣味はないが、遂に仮説を立ててみた。 奴と自分こそ創造論の証人ではないだろうか。
泥を作って人間を作ったとか。 奴を作って残った材料で俺を作ったなら、俺と奴がこんなに互いの極点であることも納得できる。 『双子』や『ドッペルゲンガー』のような単語もある世の中。 そんな世の中の同じ時代を生きているのに俺たちを構成するのはすべて違いだけだ。 奴が白いと言えば俺は黒いと言う。 奴が微笑すると俺は嘲笑する。 奴が多情なら俺は非情だ。 奴が賛辞を受けたら僕は非難を浴びる。 『ベクター』が…『 真月零』でさえない俺が、相変わらず奴と友情遊びを続けるのは、同じ泥から出たおかげかも知れない。 無意識的な仲間意識だとか。 運命や70億分の1の奇跡よりはもっともらしいのではないか。 創造論もなかなか使える概念だね、黙って独白した。
ふと妄念が俺を飲み込む。 とすれば、仲間意識のおかげで辛うじて結ばれた関係なら、言い換えればそれだけの関係という意味か。 妥当な話だ。 俺たちを重ねてくれるのは神の非理性だけ。 外せば仕舞の、ペアリングみたいな引力。 記号も違う。 道徳も違う。 性格も違う。 笑い方も違う。 今日すぐ友達を辞めても…
「…あれ?ベクター、まだ家に帰ってないの?」
妄念を蕩かす声。 顔を上げると、奴が俺の前に立っていた。 いつの間にか自分だけを残していた教室。 ふと窓の下に見下ろした校門は、三三五五下校が行列を作る。 もう終礼が終わったのか? 何の罪もない教室の隅々だけを見渡した。 体感したより長く呆然としていたようだ。
「どうした、ベクター? もしかしてまだやることがあって残っていたの?」
「え? そ、その… ちょっと微睡んだ。 もう帰るよ。」
「そう?じゃあ俺と一緒に帰ろう!」
向日葵に似た微笑。 限りなく優しく差し出した手。俺なら見えない姿。 やっぱりこいつと俺は違うんだな。 直前まではそう言っていたのに。
「ベクター、手温かいね!」
繫いだ手の熱気だけは、何故か違っていなかった。
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