*ベクターワンライ(#ベクター版よからぬお絵描き60分一本勝負) 參加作
*お題: 無二の友
*性愛的描写が含まれることがありますが、特定のCPを直接的に言及することはありません。 どうか自由に想像してください。
*韓國語原文: utopia-m.tistory.com/38
┗韓國語原文の作成後翻訳機を使うので文法が不自然かもしれません。
遅い時間だった。 放課後の温和な風景。 奴の部屋に並んで垂れ下がってゆっくりとゆとりを見せる日。 窓から入る初夏のさわやかな風。 不便なことは何もなかった。
しかし動揺は予告なしに訪れた。 影よりも静かに。
ちらっと目を転がした。 手札の束の隙間から奴に放たれた視線。 デュエルしか知らない馬鹿のくせに本を読む横顔はなかなかそれらしい。 あ、髪がちょっと伸びたかな。 初めて会った時はもっと短かったようだが。 手も···。
「…うん?ベクター、言い分でもある?」
いきなり奴と目が合った。 しまった、俺も知らないうちに見すぎたのか。 あ、あの、その… ためらいながら激しく苦悩した。 適当に言い繕うか? ただ退屈で見つめたと言っちゃう? そう、無難な答えを選ぼう。 どうせ必要ない質問だし。 そのように平凡を装うつもりだった。 確かにその心算だったのに。
「君さ、友達がすごく多いだろう。 じゃあ今こうやって一緒にいる人も俺じゃなくてもいいんじゃない?」
人知不調和。 正反対の本音が飛び出した。 止める暇もなく本能的に。 あれ、あれ。 こんなつもりじゃなかったのに。 逃げるように奴から目を向けた。 今でもごまかそうか? 冗談だったって言う? 奴は今、どんな顔を…。
「そんな言葉なんてあるものか!」
いきなり触れ合った額。 俺の顔を押さえて方向を曲げてしまった奴。 止まってしまった脳。 導かれるままに向き合った奴は珍しく怒った顔だった。見覚えが指折り数えられる光景。 目をぱちくりさせるのが最善だった。
「友達が何人でも俺にベクターは一人だけだ! 無二の友なんだ!」
眉間にしわを寄せたまま吐き捨てるごつい声。 すぐに自分の両手を引く奴が背中を見せた。 速く遠ざかって帰る足取り。
「…二度とそんなこと言うな。 風に当たってくるよ。」
間もなく視界から消える奴。 怒った人にわからない安堵感を感じた奇妙な瞬間だった。
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